実存主義

 独学ノート参照。もちろんこの参照ページもメモ書き程度のものではありますが、入り口として色々キーワードが鏤められているのでよいと思います。とりあえずメモだけしておきます。後でお勉強。
 実存主義と実存哲学は厳密には異なったものである。そしてさらに、主体を消去した構造主義が乗り越えたのは実存主義の方で、未だ実存哲学の方は謎が残されたままとなっていると考えられる。そこまで照準に入れて差異の体系から捉え返そうとしたのが、ポスト構造主義のような気がする。

 個人的なことを書けば、実存的問題を実存的に克服するのは非常に困難であるということ。切なさと痛みを伴うし、一歩間違えれば実存の孤独にはまり込んでしまう。それはもしかしたら人間存在である限り避けがたいことなのかもしれないけれど、ポスト構造主義の主張は一条の光となってくれる。
 博愛を叫ぶわけではないけれど、自己の実存をどれだけ差異化し、脱構築できるかということが、トレランスであることへの鍵になると思う。

 ちょっとセンチメンタルな記事になってしまった。
 こういう時は映画を観るに限ります。